メモ代わりブログ(ブログ更新です)
こんにちは、柴見です。暖かくなりました。
今日はちょっとした出来事だったんですけど、今までずっとつっかえていたことがすっぽりとなくなったことを。
自分の悪い部分って、認めたくないですよね。人に言われると余計かたくなになって否定します。柴見もあります。悪いところいっぱい。特に創作について。
自分の欠点があり、でもそれをどこかで「いや、柴見の方が正しいんだ!」って思ってました。認めたふりしたり分かったように相づちうったりして適当にながしてました。でもやっぱり、あったんですね。欠点だと思いたくない部分が。
柴見にとってそれは自分の数少ない武器だと思う部分だったからです。それを否定されてしまうと自分自身が意味のない存在になってしまう。それは許せない。人間としてならともかく、柴見流一郎としては許せないことだったんです。
でも今、ぽろっとその部分がとれました。魚の目かかさぶたみたいにころっと。
負けを認めたわけじゃないんです。そこを冷静に見れたといいますか、うまくまだ表現出来ないのですが。でもいざ「理解して」しまえばなんてことはない、単なる改善点だったというわけです。
自分の強みだと思っていた部分をメイン武器にして戦うことが理想。です。得意分野で仕事したい、やりたいことを仕事にしたい。そういうことがどれだけ難しいか、まだ今の柴見では理解仕切れてないと思うのです。
だからそれを「ダメだ」と言われるのがすっごく悔しかった。許せなく情けなく認めたくなかった。
でも、そうではない。全否定と思い込んでいただけなんですね。それ以外でも学んで手に入れたスキルは数多く、成長してるパラメーターもあるわけで。
ゲームで例えるなら「剣で戦いたい」とします。ジョブが騎士とか侍とか。
でも、絶対に「剣以外の攻防をしてはいけない」という戦場ではありませんね。ここは柴見の本領発揮。バトルモノの理屈です。
戦いにおいて体はあらゆる武器となります。剣だけじゃ戦えない。剣を振るう腕の力、足運び(フットワーク)と相手の情報処理。「戦う」とはありとあらゆる危険を予知し(以下割愛)とにかく「勝利する」のが目的なのです。戦っている姿ばかりじゃ、物語として成立しませんね。
柴見はそういう部分を書きたい、と思っていたのです。それをメインにしたい。でも、物語は登場人物ありきの性質です。あとからキャラクターを作っていても、薄っぺらかったり目的がぶれていたり。今までダメだしを食らっていたのも当たり前だったんです。
何が書きたいのか、と問われた時、柴見はいつも戸惑っていました。それは「勝利する」という目的ではなく「戦う」という手段、描写を書きたいと思っていたからだと、さっきひょんなことで理解できました。そう、戦闘描写。これが柴見のメインスキル。
でも小説は登場人物の目的などがなければ始まりませんし成り立ちません。手法ばかり懲らして意味はないんですね。だからつい「勝利する」という前提条件をついつい忘れてしまいがちだったのです。柴見の目的は「バトルを書く」だったのですから。
なので、だったら書けばいいじゃないかとなりました。これまで書いてきた中で培った、メインスキル以外に身につけたスキルもフル動員して。
そうなのです。剣だけで戦おうとしてたんです。でも勝負には蹴りもありますね。牽制も切っ先以外でも出来ますし、言葉巧みに心理戦に持ち込むのもありです。『ジョジョ』とか知的な戦いがそうですね。柴見の原点は『ドラゴンボール』です。
「戦って勝利する」のが本当のゴールなのでしょう。戦うばかりでその先をないがしろにしていました。多分ほとんどのものが。
その戦いが、メインスキルだけじゃないとダメだ、って勝手に思い込んでいたんです。
でもそんなことなくて。上記の通り戦いはもっと選択肢があるのです。今ならそれを手にとって有利なデッキにくみ上げることが可能になったのだと分かりました。
分かってしまったら何でもない。なんでこんなことにこだわってたんだ? と拍子抜けしました。そして今まで散々みんなが口酸っぱくいってたことが理解出来ました。ダメだしがどうとかじゃないんです。それぞれのダメだしの大本は何だったのかが分かったのです。それが「メインスキルだけで戦う」というひどくバランスの悪い戦い方をしていたことなのです。
もちろん手段手法だけで作品を完成させるのは可能です。でも今の柴見には無理です。ほかにその手段手法で名作を作り出している先人たちもたくさんいます。もちろんそれは基礎がきちっと、長所も短所も出来ている人だからこそ出来る技術なんです。
柴見は現状ではそれで戦おうとは思わなくなりました。話せばもうすでに十分長いのですが、文章を書き始めること大学時代。ストーリー性を作るのがとてもとても苦手でした。アイデアはあっても、それを活かすことが出来なくて。メインスキルのことですね。
なのでそれを後まわしにしました。そしてどんどんと名作が生まれていく時代でとても焦りました。今はとにかく腕を磨かないとと暴走してました。短所を切り捨てて……つまりは特化型に自分のステータス数値を振り分けたんですね。これが良くなかった。
というか今までそれでよくやってこれた顔してたんだと思います。そこはちょっと恥ずかしい。
でも、まあ。けがの功名とでも言えるのか。今では色んなサブスキルも身についているので、バトルモノ以外も書けるようになりました。まだまだ未熟ですが、それなりの評価はついたことがあります。過信は出来ませんが、全く出来なかった頃に比べれば、いくらかましです。
なので、今はそれを使ってみたら……? と、ちょっとしたきっかけで思ったわけです。
そしたらとたん、視界の枠が外れたように視野が広がった、心のかたくなな部分がときほぐれたように感じたんです。多分これは偶然です。たまたまです。色んなことが重なって、今たまたま自分の中のステータスがリセットされたのだと思います。もちろん体調のこともあるでしょう。それがとにかく外れたのです。
外れたのなら、もうこっちのものです。現状を把握出来た気がします。
これもゲームで例えるなら、一気に必殺技が増えたようなものです。しかしこれはレベルアップだとか、覚醒とかではなく、ただ冷静に足下を見る「きっかけがった」というだけのことです。自分がすごいという誇張でもないです。でも謙遜するつもりは今のところないです。
まあもっとも、それらは実際に小説を書き始めてから言えることですが。書いていくうちにまたつまることも出てきますし。
しかし、とはいえ、とりあえず。今は今までで引っかかってた枠がとれた気分です。体と心が軽い。ならそれはそれでOKとします。なんせ小説を書くために今までやってきたのであって。実家を出てまでここにいるわけでありまして。
ゲットできたものはゲットした、と認めます。
それを人に言うことも多分問題ないはずです。さっきTwitterでぼろっとこぼしてきました。自分が意地っ張りというか偏屈だったよー、そうなってた理由があったんだなーってメモ代わりにぽろっと。
そういえるのも、そのほかで得たものが大きいからだと思います。技術だけじゃなくい森羅万象的な感じで。大げさではありません。今の自分の視界では、それぐらい大きく広がってますというか、今までが小さすぎたんじゃあないかというあれですが。
まあ、それがどれだけこれから役だって行くかはまた別の話ですし、また新たな課題とスキルを得るチャンスがあるかもしれません。少なくとも、今までの時間が無駄だった、嫌な時間でしかなかった、という感覚はありません(創作面で。私生活はありあり)。
それをどうだったかとこだわる理由もなくなりました。過去の失敗恥ずかしい。でもそれで全部ダメになるわけじゃないと。
ならば今は今。というだけです。
長々書きながら発散していったのですが、これをまとめるとすればこうですかね。
それはそれ。これはこれ。
今日のブログは以上でした。おつきあいありがとうございます。いつものブログよりももっとも自己満足で他の人が見ても?なものですが、それはそれなのです。自分のために書いたブログで自分のためのメモなのです。そう、目的は自分の中にある感覚を抽出して形にする。いわば推敲のようなものですね。それを今まで書き出してまとめました。
それはそれ。これはこれ。
というわけで。
晩飯作ってきます。お腹へったー。
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