いたちごっこ(ブログ更新です)
おはようございます、柴見です。今回のブログはいつものような垂れ流しではなく、ふと考えてしまう事について。
小説、書くの楽しい?
楽しんで創作してる?
と、言われるとすぐに答えを返せないでいます。
それは未熟さ故に募る課題があるから、ではありません。それらはあればあるほど自分をパワーアップさせてくれる、いわば経験値の固まり。はぐれメタルです。そちらは精力を持って取り組もうと。
しかし時折分からなくなるのです。分からなくなるというのは……。
「果たして自分の書く物語は面白いのか?」
という疑問にあります。
課題があるからまだつまらない、ではないと思います。確かに課題をクリアできれば多少力は付くでしょうが、今の今までそれだけでやってきたわけではありません。
今まででいただいた感想や言葉など、完熟が前提のものではありませんでした。まだ稚拙なものながら、誰かの心に残ることができたかな、と自負しております。それがどんな些細なものでも。
だというのに。
筆が迷ってしまう時には必ず「それ面白いの?」という疑問がよぎり、いつの間にか作ることがとても辛く、重く……楽しんでる、とはいえないものになっています。
今書いているものも、面白くない! と削除し何度も書き直し、その都度「これはどこが面白いのか」と自らに問い、アピールポイントを上げても「なんでそれが面白い?」と考えれば答えられず、果たして自分の「面白い」と思っていたことは何だったのか、それが分からなくなっています。それは、技術や技法を身につければつけるだけ、深い溝を見ているようにも思えます。
そんな状態で「楽しんでいる」とはとても思えず。そして作者が楽しめないものを読者が楽しめるわけがない。そんな当たり前の理屈すらまるで鉄の塊のように重く、ひっくり返すことができずにいます。
辛い。苦しく、課題だけが残り、すがりたいものを探す。そんな日々です。
とはいえ、これは自力で解決せねば、また何度も同じ迷走を繰り返すモノじゃないかと思っています。迷いの答えは自分の中。あるはず、答えが。
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